好評をいただいております企画展郷土作家シリーズとして本年は、「杉岡宗一日本画展~自然美を描く~」を開催します。
杉岡宗一氏は、大正3年(1914)に奈良県に生まれました。幼いころに父を亡くし、働きながら絵の勉強を続けました。昭和16年27歳のとき転勤によリ明石市大久保町に居を構えました。
以来平成7年(1995)に永眠するまでに、日展入選14回、京都府、兵庫県両知事賞はじめ、兵庫県下の各市展でも市長賞など45回受賞しました。また、神戸・湊川神社の天井画を描くなど、輝かしい実績を残しています。昭和35年(1960)から平成4年(1992)まで、明石市展の審査員をつとめ、昭和49年(1974)には明石市文化功労賞を受賞しました。
動植物を中心とする自然を題材とし、画面いっぱいにモチーフをとらえ、淡い色彩で幻想的抒情美の世界をかもしだすのが画伯の絵の特徴ともいえます。「基礎づくりが大切、不断の努力と熱意が才能を引き出してくれる」という信念を持ち、同時に苦労人であった画伯の作品には気迫と想いが伝わってきます。今回の企画展では、最初に日展に入選した作品をはじめ、日展入選作を中心に、代表的な作品を展示していますので、心ゆくまでご鑑賞ください。
観覧料 |
大人 : 200円 大高生 : 150円 中小生 : 100円 身体障害者(注1)・老人(注2)100円 注1…障害者手帳・療育手帳等をご提示下さい 注2…65歳以上老年手帳等をご提示下さい |
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開催場所 | 明石市立文化博物館 1階 特別展示室 |
休館日 | 毎週月曜日(ただし、12月23日は開館)・第3火曜日 |
問い合わせ | 明石市立文化博物館 電話078‐918‐5400 |