好評をいただいております“企画展郷土作家シリーズ”として今回は、「北村李軒展 ~南画にかけた歩みと交流~」を開催します。
北村李軒氏(本名:廣蔵(ひろぞう))は明治14(1881)年、高松市に生まれました。20歳で裁判所に勤務しますが、後に一時京都の今尾景年氏の門下生となり、画家としての道を歩み始めます。21歳で細谷立斎氏に入門し、明石の立斎邸と高松を往復する日々が始まりました。その後、明石に定住し昭和36(1961)年81歳で没するまで、旺盛な創作活動を続けました。
細密な描写と豊かな色彩で表現された季節の花や墨で描かれた樹木など李軒氏の作品からは、南画の持つやわらかい画線の中にも、その人柄と呼応した厳格さが感じられます。
また、俳人や陶芸家などとも幅広い交流がありました。特に、三浦竹軒(三代 三浦竹泉)とは茶の湯を通じて深い親交があり、数多くの書簡が残されています。
本展では、初期から晩年までの代表作を一堂に展覧し、合わせて蒐集作品や師立斎氏の作品、李軒氏と親交のあった芸術家たちの作品を紹介します。
観覧料 |
大人 : 200円 大高生 : 150円 中小生 : 100円 20人以上の団体は2割引 65歳以上の方100円(要証明・他の割引と併用できません) 障害者手帳等をお持ちの方 各料金より半額 (要証明・他の割引と併用できません) |
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開催場所 | 明石市立文化博物館 開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日・第3火曜日 |
問い合わせ | 明石市立文化博物館(078-918-400) |
日時 平成18年5月21日(日) 午後2時から
会場 本館2階 会議室
講師 木村 重圭 氏 (甲南女子大学教授)
演題 「日本の南画の流れ ~与謝蕪村、池大雅から北村李軒へ~」
定員 100名
申込み 事前に電話予約が必要です。
平成18年5月2日(火)午前9時から電話予約を受け付けを開始します。
料金 聴講には展覧会観覧料が必要です。
申し込み先 明石市立文化博物館 TEL 078-918-5400