当館企画による2007年の郷土作家シリーズでは、明石在住の洋画家・小原実知成氏(二紀会同人)をご紹介します。
小原実知成氏は、1948年島根県生まれ。高知大学特設美術科を卒業後、明石市内の小中学校の美術科教師として勤めるかたわら、1976年に二紀展入選を果たし、制作活動に入りました。その後、二紀展を中心に出品、受賞、個展開催を重ね、明石はもちろん、兵庫県を代表する中堅的作家として確たる活動を展開してきました。1994年、20年余に及ぶ教職を辞して、より本格的な制作活動を発展させ、以降、ますますの活躍が期待される地元有力作家です。
本展では、氏の過去から最近作までの18点を展観し、その表現と業績を辿ります。
氏は、幾度となく画風を大胆に展開させながらも、一貫して人間をテーマとし、独自の造形表現を追及する姿勢で制作し続けています。分厚く骨太な表現が織り成す画面の奥に込められた、作者の言葉を超えた訴えに耳を傾けていると、人が生きるということの意味が静かに伝わってくるのではないでしょうか。
観覧料 |
大人 : 200円 大高生 : 150円 中小生 : 100円 ・20人以上の団体は2割引 ・障害者手帳等をお持ちの方 各料金より半額 (要証明・他の割引と併用できません) ・65歳以上の方100円 (要証明・他の割引と併用できません) ・小中学生は「のびのびパスポート」が利用できます |
---|---|
開催場所 | 明石市立文化博物館 開館時間 午前9時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで) |
休館日 | 月曜日 |
問い合わせ | 明石市立文化博物館(078-918-5400) |
日時:2007年6月9日(土) 午後2時~
料金:展覧会観覧料
当館の学芸員が聞き役となり、作者に制作のエピソードなどをお聞きします。ご観覧の方々の質問にもお答えします。作者と直に交流していただくまたとない機会です。奮ってご参加ください。なお、会場の都合により、混雑時は入場制限をする場合がありますので、あらかじめご了承ください