寺島紫(し)明(めい)は、明治25年(1892)明石市樽屋町の木綿問屋に生まれました。幼少より絵画や文学に親しみ、画家を志して上京し、21才で鏑木(かぶらき)清方(きよかた)に師事しました。師の情緒的な画風を受け継ぎながら、情感豊かな存在感のある美人画を手がけています。35才の時に帝展で初入選を果たした後は、帝展や新文展、日展を中心に活躍しました。
紫明は本画の他に、数多くの素描を残しています。さまざまな角度で女性をとらえ、中には何度も描き直した跡が見られるものや、本画とポーズが異なるものもあり、制作にかける熱意をうかがい知ることができます。
本展では、館蔵品の中から、日展出品作の下絵をはじめとする素描を中心に展示し、美人画制作に情熱を注いだ画家のまなざしとその画業を紹介します。大関株式会社の協力により、下絵の本画もあわせて展示します。また、生誕120年を記念し、近年収集した紫明の本画も初公開します。
観覧料 |
大人 : 200円 大高生 : 150 中小生 : 100 ※20名以上の団体は2割引き、高年手帳(65歳以上)・障害者手帳提示にて半額 |
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開催場所 | 明石市立文化博物館 |
休館日 | 月曜日 ※9月17日(月・祝)は開館しております。 |
主催 | 明石市立文化博物館 |
後援 | 兵庫県、兵庫県教育委員会、明石市教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、 財団法人 兵庫県学校厚生会、神戸新聞社、 NHK神戸放送局、サンテレビジョン、 ラジオ関西、明石ケーブルテレビ |
問い合わせ | 明石市立文化博物館 TEL 078-918-5400 mail otoiawase@akashibunpaku.com |
日時:9月8日(土)、15日(土)、22日(土)、午前11時~、午後2時~(各30分程度)
*当日自由参加」
日時:9月23日(日) 午後2時~(約30分)*当日自由参加
出演:小野村友恵(ヴァイオリン)、秋田紗奈江(ヴィオラ・ヴァイオリン)、山内瑶子(チェロ)