本展覧会は、‘05企画展「発掘された明石の歴史展~直良信夫と明石~」と題し、「明石原人」の発見者である直良信夫が明石に住んでいた時期に精力的に踏査し、研究した近辺の遺跡や遺物約300点と最近発見された青年時代の直良氏の写真を含む写真35点を紹介するものです。
直良信夫は、1985年11月に83歳でなくなりました。今年2005年は、没後20年にあたります。1924年から1932年までの8年間は市内の大蔵谷に居を定め、その間、大歳山遺跡の縄文土器や白水瓢塚古墳の埴輪棺をはじめ、市内の林崎三本松窯など、この地域で重要な考古学遺跡の調査・研究を行っています。また、直良は、その目を太古の獣類化石が出土する西八木海岸へ向け、やがてのちに「明石原人」とよばれることになる人類の腰の骨を発見します。その後この骨については論争が繰り広げられ現在も決着は付いていませんが、直良の業績が考古学や人類学等の学問を大きく発展させる契機になったことはいうまでもありません。今回の企画展では、直良が明石で先鞭をつけた遺跡を、その後に行われた発掘調査の成果とあわせて展示することにより、直良の学問的業績を幅広く位置づけていく機会として開催いたします。
この展覧会を通して、直良の学問への情熱とそれによって明らかになった明石の歴史の一端を理解していただければ幸いです。
観覧料 |
大人 : 200円 大高生 : 150円 中小生 : 100円 身体障害者(注1)…各料金から半額・高齢者(注2)…100円 注1…障害者手帳・療育手帳等をご提示下さい 注2…65歳以上。高年手帳等をご提示下さい 期 間 平成17年11月19日(土)~12月18日(日) |
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開催場所 | 明石市立文化博物館 |
休館日 | 毎週月曜日 |
問い合わせ | 明石市立文化博物館(電話:078-918-5400) |
【講演会】
日 時 12月10日(土) 13:30 ~ 15:00
講 師 春成秀爾氏(国立歴史民俗博物館 教授)
会 場 当館2階会議室
定 員 100名
お申込み 事前に予約が必要です。
(11月1日(火)午前9時より電話受付開始)
※ 聴講には展覧会観覧料が必要です。
【史跡見学会】
博物館ボランティアによる歴史探訪
~直良信夫の足跡をたどる~
開 催 日 ?11月27日(日) 受付終了しました
?12月3日(土) 受付終了しました
?12月13日(火) 受付終了しました
時 間 各日9:30 ~ 16:00
募集人数 各日20名
お申込み 事前に予約が必要です。
(11月1日(火)午前9時より電話受付開始)
参 加 費 500円(展覧会観覧料・資料代を含む)
見学コース
明石市立文化博物館集合(9:30)・企画展見学 → 神戸市投上遺跡
→ 大歳山遺跡→ 白水瓢塚古墳 → 吉田遺跡(吉田郷土館)(昼食・見学)
→ 林崎三本松瓦窯跡群 → 藤江川添遺跡 → 明石人骨発見地
→ アカシゾウ発掘地 → 明石駅着・解散(16:00)
持 ち 物 昼食、お茶
そ の 他 マイクロバスで移動します