「発掘された明石の歴史展」は市内の発掘調査によって出土した資料を中心に取り上げ、そこから明らかにされた先人たちのくらしぶりを広く知ってもらう機会として開催しているもので、今年で20回目を迎えます。
今回はテーマを「明石の古墳?」とし、昨年に引き続き明石市内および近隣の古墳時代後期の遺跡から出土した遺物を展示、紹介いたします。古墳時代後期には、横穴式石室を持つ古墳が出現し、副葬品には埴輪・須恵器が含まれ、この須恵器を焼いた窯が赤根川金ケ崎窯跡等から見つかっています。明石市内の後期古墳の代表格ともいえる寺山古墳の石見型埴輪・馬形埴輪・鳳凰象嵌などをはじめ、藤江中尾古墳・カゲユ池古墳の須恵器、赤根川金ケ崎窯跡の角杯、東仲ノ町遺跡の丸木舟を利用した木棺などを展示します。また、舞子古墳群出土の耳環・馬具、狩口台きつね塚古墳の馬具、高塚山古墳の線刻壁画(馬と家)など、当時の工芸技術の巧みさを物語るものも展示する予定です。古墳時代後期の明石の政治・社会のあり方に、想いを巡らせていただければ幸いです。
観覧料 |
大人 : 200円 大学・高校生 : 150円 中学・小学生 : 100円 ※20名以上の団体は2割引。 ※高年手帳等(65歳以上)・障害者手帳提示にて半額。 |
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開催場所 | 明石市立文化博物館 〒673-0846 明石市上ノ丸2丁目13番1号 |
休館日 | 月曜日 ただし、12月24日(月・祝)は開館致します。 |
主催 | 明石市、発掘された明石の歴史展実行委員会、神戸市教育委員会、明石市立文化博物館 |
問い合わせ | 明石市立文化博物館 電話:078-918-5400 ファックス:078-918-5409 Mail:otoiawase@akashibunpaku.com |
展示内容は、赤根川金ケ崎窯跡出土角杯、寺山古墳出土石見型埴輪・馬形埴輪・鳳凰象嵌等 約70点(予定)です。
■講演会とシンポジウム
定員80名(申込順・定員になり次第締切り) *11月2日(金)から電話受付(文化振興課受付)
11月23日(金) 13時~16時40分
・基調講演 「明石市寺山古墳の意義」 講師 春成秀爾(国立歴史民俗博物館名誉教授)
・シンポジウム「寺山古墳をめぐって」
パネラー:春成秀爾、橋本英将(元興寺文化財研究所)、稲原昭嘉(明石市文化振興課)
コーディネーター:丸山潔(神戸市教育委員会)
■古墳を訪ねるバスツアー 定員40人、参加費3,000円(バス代・昼食代・保険料含む) *11月13日(火)
必着・往復ハガキで応募(文化振興課受付)
11月24日(土) 9時30分~16時30分
見学予定地:明石市立文化博物館 舞子古墳群 狩口台きつね塚古墳 寺山古墳 兵庫県立考古博物館 等
■<関連企画>兵庫県立図書館資料展「兵庫の古墳」
日時 11月16日(金)~12月19日(水) 9時30分~18時 月曜日休館
場所 兵庫県立図書館調査相談室
受付は全て【明石市文化振興課】です。ご注意ください。
住所:〒673‐0886 明石市東仲ノ町6-1 アスピア明石・北館8階
電話:078-918-5629