おかっぱ頭にめがねがトレードマークで晩年西宮市に在住した須田剋太氏は1906年埼玉県吹上町で生まれ、旧制熊谷中学校を卒業後、浦和に出て独学で油絵を学びました。一時は画家への道を断念しようとしますが、写楽の浮世絵やゴッホの絵に出会い、生涯絵を描く決心を固めました。戦前から戦後にかけて、具象の油彩画家として知られるようになりましたが、抽象画家である長谷川三郎氏との出会いで抽象画に転向します。1971年からは「週刊朝日」で掲載された司馬遼太郎の歴史紀行「街道をゆく」の挿絵を1990年に亡くなるまで担当、併せて具象画の制作も再開、さらに書や陶板など多彩な作品を生み出しました。
本展では、生誕100年を記念し、浦和時代から晩年にいたる作品、油彩やグァッシュの具象・抽象画、書、陶板など約110点を紹介します。自身の生き様を表現し続け、人々に愛され、みる者に元気を与えた剋太芸術を紹介します。
観覧料 |
大人 : 800円 大高生 : 500円 中小生 : 300円 ・20人以上の団体は2割引 ・65歳以上の方400円(要証明・他の割引と併用できません) ・障害者手帳等をお持ちの方 各料金より半額 (要証明・他の割引と併用できません) ・小中学生は「のびのびパスポート」が利用できます |
---|---|
開催場所 | 明石市立文化博物館 開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(ただし10月9日は開館)、10月10日 |
問い合わせ | 明石市立文化博物館(078-918-5400) |
【講演会】(終了)
日時 平成18年10月15日(日) 午後2時から
会場 当館2階 会議室
講師 森 浩一 氏
(考古学者・同志社大学名誉教授)
演題 「須田剋太さんで思い出すこと」
定員 100名
申込み お電話でお申し込みください
(10月1日午前9時より受付開始)
料金 展覧会観覧料
【秋のロビーコンサート】(終了)
日時 10月28日(土) 13:30~14:30
出演 マリンバデュオ「マレッタ」
会場 明石市立文化博物館1階ロビー
料金 展覧会観覧料
申込み 事前申し込みは不要です。
当日会場へおこし下さい。