河童という言葉から、みなさんはどのようなものを思い浮かべられるでしょうか。川で泳いでいる人の足を引っ張る怖い河童でしょうか、それとも漫画や人形などの愛らしい、親しみのある河童でしょうか。もしかすると、お寿司の“河童巻き”を一番に思い浮かべられたかもしれません。この様に“河童”は“怖い”と“親しみ深い”という一見相反する要素を併せ持つ大変不思議な“妖怪”と言われています。
その不思議な魅力に昔から多くの人々が引き付けられてきました。日本各地には“河童の駒引き”“河童の手切り”“河童の詫び状”など河童にまつわる説話が数多く残されています。また、江戸時代の知識人たちは河童に関する様々な情報を集め、その姿を描きました。その一方で、河童の持つユニークな風体と独自のキャラクターは、民芸品や郷土玩具のモデルとして広く人々に愛されています。
当館においても、平成4年「日本の河童展」と題し展覧会を開催しました。“河童コレクター”として全国津々浦々にその名を知られた田中庸介さんの河童たちが、みなさんの前に戻ってきました。“河童のミイラ”をはじめ、各地のこけしや人形、お面や徳利(とっくり)など全国各地を歩いてみつけた“生活の中に生きる河童たち”を通じて、田中さんがみつけた河童の世界をご紹介します。
観覧料 |
大人 : 200円 大高生 : 150円 中小生 : 100円 身体障害者等(注1)…各料金から半額・老人(注2)…100円 注1…障害者手帳・療育手帳等をご提示下さい 注2…65歳以上老人手帳等をご提示下さい |
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開催場所 | 明石市立文化博物館 特別展示室 |
休館日 | 毎週月曜日・第3火曜日 [ただし7月21日(月)は開館、22日(火)は休館)] |
問い合わせ | 明石市立文化博物館(電話:078-918-5400) |
日時 8月3日(日) 1回目 11時30分開演
2回目 14時30分開演
出演 小さな世界 人形劇場あいす・くり~む
演目 1:「山があるから」 2:「河童のおなはし」 3:「子供の国から」
参加費 無料(ただし、河童展、常設展示室への入場には観覧料が必要です)
会場 本館2階会議室
定員 各回100名(先着順に受け付けます)
申込み方法 当館 [TEL(078)918-5400]まで電話でお申し込みください。